2019年– date –
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美瑛中心部に観光型ホテル
美瑛町の中心部で、白金温泉へ向かう道道966号沿いに、大阪の不動産業、豊臣商事㈱(西園寺優真社長)が観光型ホテルの建設を計画している。すでに土地、約420坪を取得し、2020年夏に工事着工、21年春開業を目指す。昨年度、同町白金地区に2ヵ所目の道の駅「びえい白金ビルケ」が完成したことや、青い池に駐車場が整備されたことで観光客の入り込み数が急増している美瑛町では、中心部にホテルが少なく、相当の需要が見込めそうだ。 観光客の入り込み数が急増 6月21日、上川総合振興局が発表した2018年度(18年4月〜19年3月)における上川管内の観光客入り込み数は、胆振東部地震の影響から一時的に落ち込んだことなどから、前年比0・7%の1976万1000人と微増に止まった。 そんな中、... -
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ツルハの牙城崩せないサツドラ
ドラッグストアーナンバー1のツルハにナンバー2のサツドラが挑戦状をつきつけて展開されている旭川でのドラッグストア戦争は、どうやらツルハが牙城を守り抜くようだ。今年に入ってサツドラが相次いで3店舗を閉めたのと対照的に、ツルハは7月、創業店に近い4条16丁目に4条店をオープンさせる。 王者にリベンジ 1972年に札幌市で創業した㈱サッポロドラッグストアー(サツドラ)は、2017年11月時点でドラッグストアー187店、調剤薬局10店、その他2店を展開。年間売上高784億円(18年5月期)を超え、㈱ツルハに次ぐ道内ナンバー2のドラッグストアーチェーンに成長した。 01年に、当時国内トップの㈱マツモトキヨシと業務提携した後、05年に旭川へ進出し、ツルハ発祥の地4条17丁目に隣接... -
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公証人相手に異例のセクハラ訴訟
公正証書の作成など重要な役割を担う旭川公証人合同役場。その代表である公証人が、女性職員から今年5月に訴えられた。女性職員はセクハラが原因で提出せざるを得なかった退職届は無効と主張し、損害賠償を求めている。公証人はセクハラを否定して退職届は有効と主張。女性職員側は証拠として公証人からスマートフォンに送られてきた大量のハート付きメッセージを提出した。今後の裁判の行方が注目される。 全国ニュースに登場 全国に約500人いる公証人。公正証書の作成という重要な役割を担い、遺言や任意後見など暮らしに近い分野での活動も多い。公証人には高度な法律の知識、実務経験が求められることから、判事、検事、法務局長などを務めた人物から選ばれ、公証人倫理要綱に... -
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2019年8月号の主な内容
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コープさっぽろ旭川2店撤退
人口減やドラッグストアなどとの競争激化に加え、昨年9月の胆振東部地震も影響して道内主要スーパーの苦戦が続いている。宅配事業が好調なものの店舗事業が振るわないコープさっぽろは営業利益が大幅に減。不採算店4店舗を閉店する方針だが、そのうち2店は旭川のアモール店と4条通店だ。 宅配事業を強化 道内スーパー業界は、アークス、イオン、コープさっぽろの3グループがしのぎを削っているが、2018年度は人口減に加えドラッグストアとの競合が激化し、さらに胆振東部地震が影響して業績は総体的に振るわなかった。 アークスは商号変更後、初の減収となり、17年度比0・3%減の5122億4600万円の売上高にとどまった。ただし、営業利益は2・6%増加した。イオンは、マックスバリュ... -
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田園の雑貨店に本場のこけし
5月18日、19日の両日、雑貨販売店のsimple(鷹栖町19線13号5)を会場に、こけしの展示即売イベント「ナマラコケシ」が開催され、町内や旭川市、遠くは本州から多くのこけしファンが訪れた。 加藤美希さんが旭川市内で営んでいたsimpleは、2015年に田園風景に囲まれた現住所に移転し、現在は不定期でイベントを開催している。「ナマラコケシ」は、東日本大震災の復興支援活動をきっかけに東北地方とのつながりができた加藤さんが2015年に第1回を開催、今回が5回目となった。 かつて農家の住まいだった建物を改装した店舗内には、津軽系、南部系、蔵王系、弥次郎系など様々な系統に属するこけしが陳列された。オーソドックスな作品のほか、ずんぐりとした作品、リンゴのような帽子を... -
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優佳良織をハスコムが買収か
2016年12月に破たんした㈱北海道伝統美術工芸村(以下、工芸村)が所有していた優佳良織工芸館など3施設(旭川市南が丘)を、旭川市内の大手不動産業者、㈱ハスコムを中心とする数社が買収する方向で検討している。買収額は1億1000万円。諸経費などを含むと2億円規模となる。6月以降、ハスコムや同業の㈱ホッポウ、旭川市と周辺7町で構成される大雪カムイミンタラDMO(観光地域づくり推進法人)などが合同会社を設立する予定で、将来的には旭川市が所有する東海大学旭川校跡地など優佳良織周辺も含めた場所でリゾート開発の構想もある。近年、旭川ではなかった大規模なプロジェクトだけに、今後が注目される。 ピーク時は年間100万人超の入館者 ハスコムなど数社が優佳良織3施設を買収す... -
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2019年7月号の主な内容
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旭川女性の子宮が危ない! 低すぎるワクチン接種率
「がん」と聞くと中高年の病気というイメージがあるが、若い女性の間で急激に増えているがんがある。子宮入口にがんが発生する「子宮頸がん」で、この原因となる「HPVウイルス」に旭川の20代女性の実に3割が感染しているというショッキングな実態が明らかとなった。しかし、依然としてがん検診の受診率は低く、医療関係者の間で懸念が広がっている。 性交渉で感染 子宮がんには、「子宮体がん」と「子宮頸がん」がある。子宮体がんは、胎児が宿る体部内側の子宮内膜にがんが発生し、一方の子宮頸がんは、子宮頚部と呼ばれる子宮の入り口の部分に発生する。 子宮頸がんの主な原因となっているのが、HPV(ヒトパピローマウイルス)への感染で、主に性交渉が経路となる。ウイルス自体は... -
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旭川医大で夏から網羅的遺伝子検査
ほぼ2人に1人の確率で生涯のうちに患う病気ががん。誰でも家族や友人、同僚、または自分自身ががんと診断されたことがあるはずだ。いま、がんの治療が大きな変革期を迎えようとしている。多くの医師や患者が注目しているキーワードが「パネル検査」(網羅的がん遺伝子検査)だ。患者一人ひとりのがん細胞のなかの遺伝子に注目した新しい手法。まだ課題も多く残っているが、将来的にはがん治療を根本から変えるかもしれないこの新しい技術が、旭川医大にも導入されようとしている。 分子標的薬で進歩 人体は数十兆個の細胞でできている。細胞にも寿命があり、次々と死んでいくが、一方で細胞分裂で新しい細胞が生まれていく。その際、設計図の役割を果たすのが、細胞核の中のDNAに記さ...