住販大手の飯田産業グループ、旭川進出は来年?

 低価格を売りに業績を伸ばしている全国住販大手、㈱飯田産業(東京都武蔵野市、兼井雅史社長)が、今年11月に計画するグループ6社の経営統合を機に、今秋にも道内に進出する計画が浮上している。経営統合により売上高は9000億円を超える規模になり、業界3位の住友林業に匹敵する。旭川地区へは、早ければ来年にも拠点を設ける可能性があり、地元業者の間では警戒感が強まっている。

年間2万6千戸を販売する飯田産業グループ
飯田産業グループは、飯田産業(東京都武蔵野市)を中心に、一(はじめ)建設㈱(東京都練馬区)、㈱東栄住宅(同西東京市)、タクトホーム㈱(同)、㈱アーネストワン(同)、アイディホーム㈱(同)の6社から構成されている。6社の本社所在地はいずれも東京都内で、一建設以外は全て都内西部に集中している。6社の年間販売戸数は、合計で2万6000戸を超え、道内全体の年間住宅着工戸数の7割近くに相当すると見られている。すでに昨年12月、今年11月の経営統合に向けた準備を進めていることを公表している。

(この続きは月刊北海道経済8月号でご覧ください)

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