キーテナント決定まで1年半
2012年8月、東神楽町役場で、山本進町長と西條の西條敬弘社長が、土地を正式に売買したとして共同記者会見を開いた。そして、土地の取得から1年半が経過した今年2月中旬、ようやく増床部分のキーテントに、道内大手の家具・雑貨・インテリア小売業、長谷川産業㈱のグループ会社、ワールドホーム㈱に決定した。今後は、大店立地法などの手続を経て、3月中には正式契約が結ばれる予定になっている。
同社は、十勝を中心にホームセンターを数店舗運営しており、上川管内では富良野市に1店舗を構えているが、親会社の長谷川産業が運営する主力の「スイートデコレーション」と比較するとかなり規模は小さい。
この土地は一時、道内最大手の同業の㈱ニトリ(札幌市)に決まりかけたが、条件が折り合わず断念した経緯があった。「ニトリで決まると思っていたが、最後の詰めで西條側に誠意が足りなかった」(札幌のあるデベロッパー)と、振り出しに戻ってしまった。
その後は、全国大手の小売業などいくつか名前は挙がったが、売り場面積だけで5000坪近い広さを埋めることができる企業はなかなか現れなかった。それでも、建設に向けて準備は進められ、昨年11月11日に建築確認申請は許可が下りている。
(この続きは北海道経済2014年4月号でご覧ください)