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北彩都シンボル施設応募ゼロの「大失態」
西川将人市長の目玉公約である旭川市の「シンボル施設構想」が大きな壁にぶつかった。JR旭川駅周辺の北彩都あさひかわ地区で民間企業に土地を売却し、まちのシンボルとなる集客施設を造ってもらおうという構想だが、用地購入を含めた事業公募に1社も手を上げなかったのだ。市長公約が袖にされるという大失態。市は条件を緩めて再募集をかける構えだが、その前に徹底した原因検証と反省が必要ではないか。 民間はそっぽ 大雪山系の美しい山並みが望める北彩都地区。旭川市が最重要課題に位置づける再開発が進められている中、駅の東隣の一区画には赤字で「売」と大書きされた看板が突っ立っている。見渡せば1・75㌶の広大な空き地。およそ中核市の玄関駅脇とは思えないさびしさ... -
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りばぁねっと 不正な金で買ったマンションに住み続ける岡田被告の母
東日本大震災の緊急雇用創出事業として、岩手県山田町から業務を受託していたNPO法人「大雪りばぁねっと。」(旭川市、破産手続き中、以下大雪)。業務上横領事件で元代表の岡田栄悟被告(35)は起訴されたが、横領した金で購入した旭川市内のマンションに住む岡田の母親らが、マンションの住人から「近所迷惑だ」として批判を浴びている。騒音被害を訴えている一部の住民もおり、事件の早急な決着と退去を望む声が日々に増えている。4月30日に盛岡地裁で開かれた初公判では、決着を見ることができず、裁判が長期化する恐れもあり、住民の不安は募るばかりだ。 騒音になやむ他の住民たち 大雪が旭川市内中心部にあるマンションを購入したのは、2012年10月。同年7月、岡田栄... -
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占冠山村産業振興公社に産地偽装疑惑
道内最大の山菜加工場とされる勇払郡占冠村の㈱占冠山村産業振興公社で生産している山菜加工品に、産地偽装の疑いが出てきた。同社の関係者から「従来は道産わらびを原料にしていたが、品薄となり、昨年からはロシア産わらびを道産と偽って使っている。これ以上、会社の詐欺行為には加担していたくない」と本誌に情報が寄せられたのである。 生産追いつかず 占冠山村産業振興公社では、ふきをはじめ、わらびや竹の子の水煮などの山菜加工品を数多く生産しているが、問題視されているのは、わらびの水煮商品として人気を集める「道産わらび」や「山菜ミックス」「山菜詰め合わせ」「山菜ごはん」「山菜おこわ」などだ。 本誌に情報を寄せた同社の関係者によると、いずれの商品も本来な... -
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旭川の公的5病院が診療情報を共有
旭川の5つの公的病院が電子カルテなど患者の診療情報を共有し、地域の診療所がネット上で情報を閲覧できるネットワークシステム「たいせつ安心i(あい)医療ネット」が4月1日に本格稼働した。深川、富良野、留萌にある3つの公的病院も画像提供で連携し、道北エリアにおける「1地域・1カルテ」の確立を目指す。 診療情報を閲覧 たとえば朝起きて、お腹が急に痛くなって近所のクリニックを受診したとする。数ヵ月前に公的病院で胃腸の検査を受けたばかりだとしたら、その時の検査結果やレントゲンなどの画像をかかりつけ医がすぐに見ることができれば、どれだけ効率的だろうか。 こんな画期的なシステムが旭川で4月1日に本格稼働した。旭川市医師会(山下裕久会長)が事業主体... -
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2014年6月号の主な内容
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道北アークス総合物流センター来年3月稼動
道内最大手の食品スーパーのアークスグループで、旭川を中心とする㈱道北アークス(流通団地1条1丁目、六車亮社長)は、㈱キョクイチ(流通団地1条2丁目、角谷靖社長)が建設する新社屋の一部を利用した総合物流センターを来年3月に稼動する予定。最新の設備を導入し、青果を除く全温度帯を一手に集め、北は美深町、南は奈井江町まで全37店舗に定時配送するなど効率化を図る。一方、同社は3月25日、旭川地裁に民事再生の申請をした市内大手の弁当・総菜メーカー、㈱まさるや(永山7条1丁目、高澤勝社長)を支援することになった。 合併により規模拡大 2012年7月、㈱ふじを存続会社として㈱道北ラルズを吸収合併して誕生した㈱道北アークス。1989年4月には合併前の... -
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定数削減の議会論議仕切った中川明雄市議の粘り腰
旭川市議会の議員定数を現行の36から34にする「定数2減」は、議員全員が賛成し市議会では史上初の全会派一致で可決された。常に賛否両論が噴出し、意見がまとまることはなかったこの難題を仕切ったのは中川明雄議会運営委員長。三井幸雄議長の女房役として粘り腰を発揮し、無党派、また最も〝難敵〟の共産党も説得した。議会と役所内での評価も右肩上がりだ。 過去2回実施 「議員の声をどう市政に反映していくかが仕事だと思っている。思惑や信条などを入れずていねいに進めたい。議員が入れ替わり、今後改めて議員定数、そして議員報酬のあり方が問題になると思う」─3年前の4月、議運の委員長に就いた中川議員はこう抱負を語った。定数問題に並々ならぬ意欲を感じていたが、議長... -
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市OBが告白! 談合調査は〝お役所仕事〟
旭川市土木部発注の工事を巡る贈収賄事件について、2月20日、旭川地裁の判決が下された。それを受けて旭川市では、官製談合の再発防止策4項目を3月25日に市議会に提出し、了承された。しかし事件発覚後、市では第三者機関を入れず、独自に市職員や市OBなどを対象に調査を実施。その内容はずさんで、西川将人市長の本気度には疑問符がつく。 一見、厳しい防止策に見えるが… 3月25日に開かれた定例議会最終日に、金谷美奈子議員(無党派グループ)が「旭川市特別職の職員の特例に関する条例の制定について」(議案第80号)で、特別職の2人、西川市長と表憲章副市長の減給処分と官製談合防止に関する質問に立ち、それに対し西川市長が減給処分について、鈴木善幸総務部長が官製談... -
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西川カラー色濃く側近2人を重要ポストに配置
西川将人市長2期目締めくくりの4月人事は、3選だけでなく長期政権を視野に入れた人材の配置となった。市政運営の要となる筆頭部長の総合政策部長に新進気鋭の赤岡昌弘学校教育部長(55)を市教育委員会から呼び戻したほか、新設された市の10ヵ年戦略となる総合計画担当部長に秘書課長を務めた側近の黒蕨真一環境部長(52)を抜てきした。さらに、市政初、同時期に複数の女性部長が誕生、50歳の次長を部長に昇格させるなど西川カラーが全面に打ち出された。 実力で赤岡 今回の4月人事は、11月に市長選を控えている西川市長にとって人事権を発揮する最後の場となった。筆頭部長の長谷川明彦総合政策部長(60)は、本誌で既報の通り、3月末で任期満了となった武田滋監査委員の後任... -
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2014年5月号の主な内容