主な記事– category –
-
主な記事
訴訟相次ぐ「金さん銀さん」
「金さん銀さん」を運営する㈲ユートピアアットホーム旭川の山本隆前代表取締役がかかわる貸金、賠償金裁判が相次いでいる。争いからは、資金作りに追われる山本氏の姿が浮かび上がり、「外食事業投資に失敗し金に困っている」とのうわさに符合する。気になるのが、解任された後の山本氏の「金さん銀さんを舞台に違法診療が繰り返されていた」という衝撃的な告発。「資金作りのために山本氏が医療法人を誘い、実際に違法行為に手を染めたのではないか」との疑念も消えない。旭川市議会から追及の声もあがっている。 将来に向けた布石のはずが…… ユートピアアットホーム旭川(以下、ユートピア)の事業は、旭川市川端のグループハウス「華泉」でスタート。その後、「金さん銀さん」... -
主な記事
3選意識した西川将人市長 4月の市役所人事
西川市政の2期目折り返し点になる4月人事は、まず職員数の大幅削減で存続が危ぶまれていた水道事業管理者ポストを存続させ、市長の信頼が厚い木口信正・都市建築部技監(59)を昇格させる。一部雑誌で最有力とされた小寺利治・土木部長(56)は上下水道部長への横滑りに留まった。また、西川市長の1期目4年間を秘書課長として支えた黒蕨真一・市立病院事務局次長(51)は、環境部長に大抜擢。西川市長が3選を大きく意識した布陣になったようだ。 水道事業管理者は存続、木口技官を抜擢 7年前の市長選に初当選するまでは、国政に打って出るため衆院選、参院選への出馬を繰り返していた西川市長だが、市長に当選してからは、国政への意欲は見せず市長職に全力を傾注する姿勢を見... -
主な記事
旭川神社で恒例の人形供養祭
ひな祭りの3月3日、旭川神社(旭川市東旭川南1条6丁目)で恒例の人形供養祭が行われた。社務所大広間には旭川をはじめ道内各地から持ち込まれた人形が集められ、芦原高穂宮司らがお清めやお祓いを行い、祝詞を奏上。50分間にわたる手厚い供養が行われた。 同神社で人形供養が始まったのは1988年。雛人形や五月人形、ぬいぐるみなどの人形は子供が独立すると必要がなくなるが、たくさんの思い出があるだけに処分するには忍びないもの。こうした思いを抱えた人たちの声に応えて始まり、毎年ひな祭りに合わせて供養を行ってきた。 今年も2月24日から受付を開始し、わずか1週間で人形の数は8000体以上に。郵送での受け付けをしていないため、人形を持参し自分の手で大広間... -
主な記事
あきれた逆行人事 三セク振興公社に天下り役員増員
市の行財政改革に合わせ、市役所退職者の採用を削減する方針が明確にされている第三セクター。ところが、第三セクターの〝筆頭格〟である旭川振興公社の市退職者役員ポストを1人から2人に増員する案が、現在開会中の市議会に提案され、議会内では「方針に逆行する人事案だ」との声が上がっている。増員の背景を明確にしない限り、この人事案に対する議会の反発は収まりそうにない。 収入先細り 旭川振興公社は1960年に、市が700万円、旭川商工会議所が300万円を出資、合わせて1000万円を資本金とする株式会社として設立された。市が新たな事業計画を持っている土地の先行取得や、企業誘致を積極的に推進するための工業団地の造成、そして市が所有する公共施設の維持... -
主な記事
旭川市議会議長選挙は園田・杉山が軸か
議長の任期は全国の自治体では1期4年が基本となるが、旭川市議会では2年ごとに議長職を退く慣例がある。前回、2011年5月に行われた議長選は前代未聞のくじ引き決着という異例の展開となったが、今年5月に予定されている今回の議長選も何かと波乱含みの様相だ。(文中敬称略) 前回は異例のくじ引き決着 前回の議長選は、西川与党最大会派の民主・市民連合(11人)が擁立する三井幸雄と、野党最大会派の公正クラブ(6人)が推す園田洋司の2人の争いとなり、事前予想では「園田有利」の展開で投票を迎えた。 三井を支持していたのは民主・市民連合ほか、無所属4人(藤沢勝、山城えり子、久保厚子、金谷美奈子)の計15人。これに対して園田側は、自民党系の公正クラブ、市民... -
主な記事
北海道村が破たん 名も実も失った旧藤六食品
つくだ煮や煮豆など、旭川市民にとって馴染みの深い商品を多く手がけてきた旧「㈱藤六食品」(旭川市永山町11丁目)。2009年7月に民事再生法の適用を申請し、当時、生キャラメル人気で勢いづいていた小樽市の「㈱北海道村」(庄子敏昭社長)の工場として再起を目指したが、その北海道村がこの2月25日、事業を停止した。〝名を捨てて実を取る〟選択をしたはずだったが、実も残りそうにない。(記事は3月7日現在) 三重苦に見舞われ 藤六食品は戦後の混乱期、1946年に創業。惣菜づくりから始まり、「北海道自然発」の自社ブランドでつくだ煮や煮豆、海産物をふんだんに使った茶碗蒸しなど、加工食品の製造販売を行ってきた。95年には旭川市永山町に本社と工場を統合した新... -
主な記事
東神楽ナカノ農園に野菜の産地偽装疑惑
東神楽町14号北4番地にあるナカノ農園が、旭川市内の一部コンビニへ産地偽装した野菜を販売している可能性が高いことが発覚した。自らの農地で冬場は生産していないにもかかわらず、道内の他の地域もしくは本州から野菜を仕入れ東神楽産や東川産などと偽って販売していたようだ。同農園は、過去にも道内のある大手スーパーに対し、同様の行為を行い取引停止になった経緯もあった。(記事は3月7日現在) ショップにも出店 ナカノ農園は今年2月、全国大手ネットショップの楽天市場に出店した。そのページの中にある〝ナカノ農園のこだわり〟という部分の一部を引用すると、「中野さんちの野菜は、化学肥料を使わず、カキ殻、ホタテの貝殻、鶏糞、ミミズ糞で混ぜた堆肥で作りました... -
主な記事
旭川市の人口、3月にも35万人割れ
旭川市の人口が35万人割れ目前──。住民基本台帳から集計した昨年12月末現在の市の人口は35万人をクリアーしているが、過去の人口動態傾向から予想すると、年度替りの転出期、3月には35万人を割る見通しだ。この人口減少に理由はあるのか。今後の人口予測は?税収、地方交付税など行政面にはどのような影響があるのか。 3月末には34万人台へ 住民基本台帳から集計した旭川市の人口は2012年12月現在、35万878人(男16万3346人、女18万7532人)。このうち外国人は691人(男275人、女416人)。世帯数は全体で17万4940世帯、このうち外国人を含む世帯は560世帯にのぼる。 ところが、12年3月には1762人、11年3月には1648人、10年3月には182... -
主な記事
議会内から慎重論続出の旭川新庁舎建設計画
ゴーサインでたが 老朽化著しい市総合庁舎について、市は「建て替えが適当」とする判断を初めて明らかにし、新築計画にゴーサインを出した。裏付けとなる財源も昨年3億円を積み立てたのに続き、今年は5億円を新たに追加する方針を固めた。ただ、新築に対する市民合意、議会の同意はこれからが正念場。西川市長は早期着工に意欲を燃やしているが、議会内では建設場所や事業手法をめぐって慎重論も根強く〝長期戦〟に突入することも十分に考えられる。 積立基金増えず 市役所の主要部局が入居する総合庁舎の建て替え問題は、古くて新しい市政の課題。 古くは、総合庁舎が手狭になり、民間ビルを借りて入居せざるを得なくなった20年以上前〝タコ足庁舎〟を解消して市民の利便性を図る... -
主な記事
悪徳NPOが旭川再上陸
ホームレスから生活保護費搾取 アルコールや薬物、ギャンブルなどの依存症でホームレスとなった者を集めて、住居の提供と社会復帰の支援を大義名分に生活保護費を搾取する全国組織が1996年以来、形を変えて再び旭川に進出してきた。旭川市はすでに、市内にある同組織の事務所(入居施設)を確認し、その動向を注視している。 手を変え品を変え 今回、旭川市内に事務所を構えたのは、NPO法人「依存症リハビリ施設フリーダム」(函館市・中島真理理事長、以下フリーダム)。この組織は法人登記によると、2011年8月1日に設立され、本部を函館市昭和町3丁目に置いている。設立目的は、アルコールや薬物、ギャンブルなどの依存症者で、ホームレスを対象に共同生活住居や心身...