2023年– date –
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主な記事
家が引き渡されない!公的補助も受けられず
新築注文住宅の工事請負契約を結んだが設計通りに施工されないうえ、契約に盛り込まれた公的優遇措置を得られる制度の利用も施工業者の不手際で受けることができないまま工事を中断し投げ出されてしまった、として旭川市内に住む40代の夫妻が市内の建築会社A社と一級建築士B氏を相手取り、建物の引き渡しと得られるはずだった公的優遇措置・補助費・カーポートやり直し費用など計400万円の損害賠償を求め旭川地裁に提訴し、係争中だ。一生に一度の買物ゆえに施主(発注者)は、右も左も分からないある意味弱い存在でもある。制度のほころびを含め、こうした問題点が本件訴状に浮き彫りにされている。訴状を基に追う。 車両擦るカーポート 訴状などによると、夫妻は旭川市内の所有地... -
主な記事
厚労省から〝お墨付き〟中央精工「臓器灌流保存装置」
精密機械加工の〝匠〟旭川市の「中央精工㈱」(永山2条11丁目)が、これまで培ってきた産業用の自動装置技術を駆使して開発した「臓器灌流保存装置」が厚生労働省から国内で初めて認証された。日本の移植医療の発展につながる快挙で、医療機器として製造販売することが可能になった。 臨床試験15例全て成功 この装置の正式名称は「腎臓用臓器保存庫CMP─XO8」。一般的に移植用の臓器は、ドナー(臓器提供者)の体から取り出した臓器を患者に移植するまで劣化しないようクーラーボックスに保存するが、血流が途絶えるため、臓器の機能は低下してしまう。そこで中央精工が開発したのが、保冷庫に保存した臓器にポンプで栄養素や酸素を注入した保存液を、循環させて保存できる装置だ。 保... -
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2023年3月号の主な内容
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主な記事
半世紀前の「道北経済」誌面作り
1966(昭和41)年に『道北経済』として創刊した本誌は、650号を迎えた。創刊時の関係者はほとんど鬼籍に入ったが、「創成期」の誌面づくりの様子を今も記憶するのが、長年本誌の編集長を務め、昨年の10月号を最後に引退した村上史生氏だ。半世紀以上の記者人生の中で数え切れないほどの政治家、経営者、市井の人々を取材してきた村上氏に本誌が初めて取材。1970年代の誌面づくりの様子を振り返ってもらった。 最初の仕事は所得番付 本誌を創刊したのは初代の編集人であり、経営のトップでもあった伊勢常雄氏。戦前から新聞記者として働き、新北海や北海道新聞に勤務していた。昭和40年代に入ってから、道央圏に負けじと道北に根ざした政治経済誌の発行を志すことになる。当時はキャリ... -
主な記事
札幌新幹線ホーム不足 旭川市の「本気度」に疑問符
新幹線札幌駅の構造のために旭川延伸が極めて困難になるのではないかとの懸念を、本誌は過去にも取り上げてきた。一部読者からは「政界経済界が団結して努力しているのに冷や水をかけるような真似はするな」との批判もいただいた。最近、旭川市が、そういった問題がないことを確認したとの情報を得たため、改めて取材したところ、市の担当者は新幹線の線路が札幌で「どんづまり」にさえならなければ問題ないとの認識で、ホームの数には関心がない様子。当然、十分なホームの数を確保するための働きかけも行われていない。選挙のたびに公約に登場する新幹線旭川延伸の前に数々のハードルが立ちはだかっているのは周知の事実だが、これでは旭川市や政治家たちの「本気度」が疑われる。 ... -
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山が動いた 深川市長選挙
一言で表現するなら〝山が動いた〟選挙だった。師走にあった任期満了に伴う深川市長選で、労組を支持基盤に初当選を果たした田中昌幸氏(61)=前市議会副議長=は、1892(明治25)年に屯田兵が入植し深川村が設置されて以来初のリベラル系首長となる。農村社会に培われたある意味保守的な風土性の変化の兆しを象徴する選挙戦でもあった。「変えよう!」のアプローチは、市井で子育て中のママや若者らを突き動かしたようだ。 当選祝いの花束を手にする田中氏(左から2人目) 屯田兵培う風土性 今も色濃く残る「田中は、組合ときっぱり手を切らんと市長にはなれん」。もう16年ほど前になるだろうか、田中氏の市長選出馬の可能性の有無を問うと、深川市内で長く土建業を営んだ社長が当然のご... -
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2023年2月号の主な内容