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旭川市官製談合事件 常習化していた談合体質
旭川市発注の土木工事を巡り、市土木部の元課長と市内土木業者の間で行われていた贈収賄事件の初公判が1月30日、旭川地裁(二宮信吾裁判長)で開かれた。古川賢被告(51、元市土木部課長)と加藤光一被告(41、拓・飯沼建設社長)の両者は起訴事実を認め、検察側は古川被告に懲役2年6ヵ月と追徴金130万円、加藤被告に懲役1年6ヵ月を求刑し、即日結審した。判決は2月20日に下される。 対照的だった両被告の態度 法廷内では、古川被告と加藤被告の態度や表情に大きな違いがあった。古川被告は終始うつむき加減で、検事や弁護人の質問に対しても、しばらく沈黙したり、弱々しく聞き取りにくい声で答えていた。 それに対し、加藤被告は時折、弁護人と笑顔でやりとりを繰り返し、... -
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東高の地理特別授業にインドネシア人講師
旭川東高で2学年の地理特別授業が1月23日に行われ、インドネシア出身で北海道教育大学研究生のプレーハントロさん(31)が、インドネシアの文化や風土、日本の印象などについて英語を交えて語った。 自国の高校で英語教諭として英語教育に携わってきたプレーハントロさんは、政府の派遣で2012年に来日。北海道大学で半年間にわたって日本語を学んだ後、13年4月からは北海道教育大学旭川校で第2外国語としての英語教育について研究している。 特別授業が行われた日は零下20度近い厳しい寒さとなったが、プレーハントロさんはインドネシアの伝統衣装バティック柄の半袖シャツ姿で登場。「インドネシア人は天気予報を気にしません。太陽が見える日は暖かく、そうではなければ寒... -
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2014年3月号の主な記事
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旭川市新庁舎建設計画地 6条買物公園沿いが浮上
今年度中にも大枠が決定すると見られている旭川市の庁舎建替え計画。現本庁舎もしくは第3庁舎を解体して建設されるのが有力と見られているが、「1+1が3以上になる場所」として、6条買物公園に高層階の新庁舎を建てる計画が浮上。中心市街地活性化の心臓部として、JR旭川駅から一直線に伸びる買物公園を利用することで賑わいを取り戻せるため、が然注目を集めている。 西川市長3期目の目玉 3期目を目指すと見られている西川将人市長は、10月の市長選を前に自らの公約を発表する時期を窺っているという。その時期は、今年6月とも8月とも言われているが、2期目をあと10ヵ月余り残した段階で、目立った実績を上げていないという批判の声も一部で聞かれることから、3期目... -
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エクスビル売却、新たに地元企業が名乗り
JR旭川駅前の買物公園にある商業ビル「エクス」の売却で、新たに地元企業が購入を申し出た。当初、エクスの地権者たちは旭川市内の不動産仲介業者を通じて札幌の同業者と交渉していたが、競争相手が現れ価格が高騰したため手を引いた。今後は名乗りを上げた地元企業が買収に向けテナントや地権者と交渉を続ける。一方、同じく買物公園通りでファッションビルを運営するオクノが、テナントごとエクスビルに移転するという計画も浮上している。(記事は1月5日現在) 同業他社の進出を阻みたい 本誌13年10月号で報じた通り、札幌市の不動産仲介業者が買収することで話が進んでいた商業ビル「エクス」。築40年を経過して建物の老朽化が進み、法改正による耐震工事の必要性に迫られてい... -
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カムイスキーリンクスに20億円、西川市長の大博打
今シーズンから市営スキー場として営業を開始した「カムイスキーリンクス」に対し、市では老朽化したゴンドラ整備に11億5千万円という多額の市費を投入することになった。5基のリフトも随時更新する方針で、さらに11億円を追加投資する予定だ。冬季スポーツの振興、国内外観光客の誘致に向けた西川将人市長の強い思い入れの結果だが、利用者数の増加につながらなければ〝無駄な投資〟に終わる可能性もある。西川市長はリンクスの再生で大きな〝賭け〟に出たといえる。 2003年に破綻 1984年にオープンした「カムイスキーリンクス」は、良質なパウダースノーがスキー愛好者の間で高い評価を受け、『ニセコ』、『フラノ』と並ぶ、北海道を代表するスキー場として知られている... -
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さんろく元気の輪パーティー クィーンは京生子さん
道北最大の歓楽街、旭川市のさんろく街を忘新年会で利用してもらおうとPRする「第5回広げようさんろく元気の輪パーティー」が11月29日夜、ロワジールホテル旭川で開かれ、約2000人が華やかなイベントを楽しんだ。 旭川さんろく街活性化プロジェクト委員会の主催で、今年で5回目。ママたちが中心となり、居酒屋やバーの経営者を含めた〝オールさんろく〟体制で行われ、会場は熱気に包まれた。 来賓を代表して西川将人市長は「ステージに上がる前には挨拶の言葉を考えていたが、たくさんの女性に囲まれて忘れてしまった」と苦笑。会場の笑いを誘いながら、「さんろくの元気が大きく広がることを期待します」とメッセージを送った。 来場者の投票で〝さんろくの女神〟を決める「... -
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金さん銀さんユートピア・アットホーム旭川の闇
役員改選に始まり、創業者山本隆氏の解任─追われた山本氏の逆襲・告発─真の買い手「心優会」の反論─運営会社「㈲ユートピアアットホーム旭川」が抱え込んだ複数の訴訟。2年近くにわたってゴタゴタが続いた「金さん銀さん」が破綻、師走に民事再生法を申請した。 追われた創業者 「金さん銀さん」の名称で旭川市内にグループハウス15ヵ所を展開するほか、深川市にグループホームと介護付き有料老人ホームを運営する㈲ユートピア・アットホーム旭川(旭川市大町1条9丁目、渡辺光宏社長。以下、アットホーム)が民事再生法の適用を申請し、12月2日に旭川地裁は仮差押え、仮処分その他の保全を命じた。申請代理人は浅野元広弁護士(札幌)、監督委員は富川泰志弁護士(旭川)。負債... -
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旭川市幹部人事、「西川3選」視野に順送りか、若手起用か
西川市長の3選を視野に入れた4月の市幹部人事が、役所内と議会内で早くも話題となっている。特別職では年度末で任期満了を迎える武田滋監査委員の後任に、同じく年度末で定年退職となる長谷川明彦総合政策部長の抜てきが有力視されており、長谷川氏が異動することで〝空席〟となる筆頭部長である総合政策部長の〝後釜〟が注目されている。順送りであれば鈴木義幸総務部長だが、西川市長肝いりの市役所機構改革も同時に実施されることから「西川カラー」がどう打ち出されるかが最大の関心事だ。 女房役は代わらず 市長の〝女房役〟である副市長については、表憲章氏、岡田政勝氏とも任期途中ということで、続投が濃厚だ。ただ、表氏については、かつて任期途中での辞任を周辺に漏ら... -
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旭川市庁舎建替えへ秒読み
話が出るたびに「もっと市民要望が多い施設がある」などの意見が出て、先送りされてきた旭川市庁舎建て替え問題。今年7月に設置された西川市長の私的諮問機関「市庁舎整備検討市民懇話会」でもさぞやケンケンゴウゴウ、賛否が分かれるかと思われたが、意外やほぼ全員が建て替えに賛成で、新庁舎建設に前向きな論議が展開されている。市では市民アンケートの結果なども含めて意見集約を行う考えだが、建て替えの方針が正式決定するのは〝秒読み段階〟に入ってきたといえそうだ。 庁内結論「建替え」 市役所の主要部局が入居する総合庁舎は1958年の完成ということで、今年で〝満55歳〟を迎えた。誕生当時としては、建築技術の粋を集めた近代的な建物で、日本建築学会賞を受賞し...